目面
めづら異読 めつら
名詞
標準
face and eyes
文例 · 用例
だから、お曾與殺しの下手人が擧らなきや、神田中の綺麗な娘が、種切れになると、大眞目面で思ひ込んでやがるから世話はない」 かう言つて、ペツペツと唾を吐くのです。
— 許嫁の死 『錢形平次捕物控』 青空文庫
後見役の仏頂寺はじめ三人は、やれやれと目面でけしかける。
— 白骨の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
少女等がかざしの玉の赤玉に似たるいちごを採りつゝありく奧山の道のへに咲く草花をうらめづらしみ見せまくもとなおぼつかなき歌なり。
— 伊藤左千夫 『滝見の旅』 青空文庫
併しこんな稼業のものにはめづらしい正直な淡白した江戸兒風の男で、御用を嵩に着て弱い者を窘めるなどといふ惡い噂は曾て聞えたことがなかつた。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
さて、今度のイーハトブの旅行中で、私は大へんめづらしいものを見ました。
— 宮沢賢治 『毒蛾』 青空文庫
全く平太の大トランクがめづらしかったのです。
— 宮沢賢治 『革トランク』 青空文庫
そしたらさっきから仕度ができてめづらしさうにこの新らしい農夫の近くに立ってそのやうすを見てゐた子供の百姓が俄かにくすりと笑ひました。
— 宮沢賢治 『耕耘部の時計』 青空文庫
一日いっぱい葡萄ばかり見て、葡萄ばかりとって、葡萄ばかり袋へつめこみながら、それで葡萄がめづらしいと云ふのなら、却って耕平がいけないのです。
— 宮沢賢治 『葡萄水』 青空文庫
作例 · 標準
彼の鋭い目面には、これまで乗り越えてきた数々の修羅場の記憶が刻まれている。
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怒りに震える彼女の険しい目面を正面から見てしまい、思わず足がすくんだ。
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その老紳士の慈愛に満ちた柔和な目面は、不思議と周囲の人を安心させる。
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