零本
れいほん
名詞
標準
fragmentary remains of a large set of writings
文例 · 用例
俳諧の本は、誰やらが蕉門の句を集めた類題の零本で、秋冬の部丈があつた。
— 森鴎外 『俳句と云ふもの』 青空文庫
俳句は類題の零本を読んで面白いと丈は思てゐた。
— 森鴎外 『俳句と云ふもの』 青空文庫
所蔵の大般若第五十三巻零本巻子なり。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
又古鈔零本玉篇一本辺格上短下長、(延喜式図書令の度なり)その裏を装修せしも古鈔本の仏経なり。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
又類編群書画一元亀丁部巻之二十一の古鈔零本金沢文庫の印あるものあり。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
又白氏文集巻子零本三巻会昌□年鈔僧|慧萼将来によりて書する本あり。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
背面の仏経は玉篇の零本を料紙にして写したるものなり。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
」 同じ銭屋の蔵本の中に又画一元亀の零本があつた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
作例 · 標準
焼失した図書館からは、貴重な全集の零本がわずかに発見されただけだった。
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研究者は、各地に散らばった写本の零本を繋ぎ合わせ、元の姿を復元しようと試みた。
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この零本からでも、かつての壮大な物語の規模をうかがい知ることができる。
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