物学び
ものまなび
名詞
標準
文例 · 用例
こたびは途に上りしとき、日記ものせむとて買ひし冊子もまだ白紙のまゝなるは、独逸にて物学びせし間に、一種の「ニル、アドミラリイ」の気象をや養ひ得たりけむ、あらず、これには別に故あり。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
おもうにヰルヘルム、ハウフが文に見えたる物学びし猿はかくこそありけめ。
— 森鴎外 『みちの記』 青空文庫
こたびは途に上りしとき、日記ものせんとて買いし冊子もまだ白紙のままなるは、独逸にて物学びせし間に、一種の「ニル・アドミラリイ」の気象をや養い得たりけん、あらず、これには別に故あり。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
彼に言わせると、「物学びするともがら」の道は遠い。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
「物学びするともがら」の実行を思う心は、そこまで突き詰めて行ったかと考えさせられた。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
そういう彼とても、平田門人の末に列なり、物学びするともがらの一人として、もっともっと学びたいと思う心はありながら、日ごろ思うことの万が一を果たしうるような静かな心の持てる時代でもなかった。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
物学びする業に心を寄せ、神にも仕え、人をも導こうとするほどのものが、おのれを知らないではかなわないことであった。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
やよ和助読み書き数へいそしみて心静かに物学びせよ 飛騨にいるころから半蔵はすでにこんな歌を作って子を思うこころを寄せていた。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫