似つく
につく
動詞-五段-カ行動詞-自動詞
標準
to closely resemble
文例 · 用例
譬えて似つくものも今すぐ思い出せませんけれども、強いて言ってみれば、女学校時代に漢文の先生が話して呉れた藐姑射の山の神女とかいうものでも持って来るより仕方がございますまい。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
駿介は彼を見るごとに「翁さぶ」といふ言葉をよく似つくものとして思ひ出す。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
」「押掛け聟になろうと――何うじゃ、よく似つくであろうが――」 と、云いながら、上って来た。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
つまり水が低きにつく如く、花がひそやかであるが如き気持がなければ、詩は駄目だと思つた。
— 中原中也 『詩壇への抱負』 青空文庫
一八の屋根に鶏鳴きて雨を帯びたる風山田に青く、車中には御殿場より乗りし爺が提げたる鈴虫なくなど、海抜幾百尺の静かさ淋しささま/″\に嬉しく、哀れを止むる馬士歌の箱根八里も山を貫き渓をかける汽車なれば関守の前に額地にすりつくる面倒もなければ煙草一服の間に山北につく。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
「ほう、まだ起きていたのか」と云ってびっくりしたような顔をして見せるのであったが、その顔に何となしに寄る年の疲れが見えて鬚の毛の白くなったのが眼につくのであった。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
手に手に紅葉の枝をさげた女学生の一群が目につく。
— 寺田寅彦 『障子の落書』 青空文庫
その頃始めて国の聯隊が出来て、兵隊や将校の姿が物珍しく、剣や勲章の目につくうちは好かったが、だんだん厭な事が子供の目に見えて来た。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
作例 · 標準
兄は父によく似つく、特に話し方がそっくりだ。
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この絵は本物によく似ついているが、どこか違う気がする。
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双子の兄弟は顔がそっくりで、遠目には区別が似つきにくい。
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標準
to suit well
作例 · 標準
彼女の優雅な立ち居振る舞いは、和服によく似つく。
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この落ち着いた色合いの家具は、書斎の雰囲気に似ついている。
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彼の誠実な人柄には、この仕事がまさに似ついていると言える。
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