墨客
ぼっかく異読 ぼっきゃく
名詞
標準
artist
文例 · 用例
井伏さんからは特に文章を、佐藤先生からは特に文人墨客の魂を、さうして、菊池氏からは家を。
— 太宰治 『先生三人』 青空文庫
古より文人墨客の輩綾瀬以上に遡らずして、たまたまかゝる地あるを知らざりしかば、詩文に載せられて世に現るゝことなく、以て今日に至りしならん。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
当時のいわゆる文人墨客の群れがしばしばその家に会しては酒をのんで寄せがきをやっていたりした。
— 寺田寅彦 『亮の追憶』 青空文庫
温泉宿の一室に於いて、床柱を背負って泰然とおさまり、机の上には原稿用紙をひろげ、もの憂げに煙草のけむりの行末を眺め、長髪を掻き上げて、軽く咳ばらいするところなど、すでに一個の文人墨客の風情がある。
— 太宰治 『令嬢アユ』 青空文庫
文人、墨客も之を犯す事が出来ません。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
日本の文人、墨客たちは、昔から、ずいぶんお国の西湖を慕っていて、この松島も西湖にそっくりだというので、遠くから見物に来るのです。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
僕には、わが国の文人墨客たちの騒ぐ名所が、一つとしていいと思われないのです。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
この楢屋の主人はその頃マダ若かったが、先代からの江戸の通人で、文人墨客と広く交際していた。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
作例 · 標準
彼は若くして才能を発揮し、当代きっての墨客と称された。
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その美術館には、江戸時代の有名墨客の作品が数多く展示されている。
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墨客たちは、筆一本で自然の美しさや人間の感情を表現した。
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