和親条約
わしんじょうやく
名詞
標準
treaty of peace and amity
文例 · 用例
一八五七年(安政四年)八月二十九日に調印された日蘭追加条約は、嘉永六年以来の米以下との和親条約とちがって、左のごとく自由貿易を規定している。
— 服部之総 『空罎』 青空文庫
ペリーとハリスことにハリスを、幕府が頑なな処女のように貿易だけはというのを、脅したりすかしたりで結局物にしたその道の名外交官扱いにするのは勝手であるが、しかし「和親条約」はそれだけで立派な存在理由をもっていた。
— 服部之総 『汽船が太平洋を横断するまで』 青空文庫
一八五四年に「和親」条約が成功しても太平洋に汽船が通う余裕がなかったのだから、そして、当の五八年「通商」条約がハリスの手でできてしまったのだったから、結局、実は横断汽船のための和親条約をもって、単なるくどき落しの一手だったと、後世認められたからとて仕方がない。
— 服部之総 『汽船が太平洋を横断するまで』 青空文庫
しょせん水戸斉昭の尊王攘夷は天保薪水令(一八四二年)和親条約(一八五三年)と、鎖国厳制を弛めては蹂躙し去った幕閣にたいする幕府祖法の怒りであった。
— 服部之総 『尊攘戦略史』 青空文庫
ペルリーが日本に来り、安政元年三月、神奈川条約なるものを締結するや、いわゆる和親条約にして、両国の人民、誠意不朽の親睦を取結び、両国人民交親を旨とすというに過ぎず。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
嘉永五年に到りては、和蘭事務官は、明年において米国軍艦が、和親条約締結の目的を以て、その使節を乗せ来る警報を伝えたり。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
さあ、こんどは英語の勉強だ 嘉永六(一八五三)年の六|月に、アメリカからペリーがやってきて、開国をせまったことは、まえにかいておきましたが――幕府は、一|年のちに神奈川(いまの横浜)で、アメリカとのあいだに和親条約(おたがいになかよくしようというとりきめ)をむすびました。
— ペンは剣よりも強し 『福沢諭吉』 青空文庫
つづいて、オランダ・ロシア・イギリス・フランスの四か国とも条約をむすび、すでに日米和親条約で開港されていた下田・箱館(函館)にくわえて、ちかいしょうらい、神奈川(横浜)・長崎・新潟・兵庫(神戸)のみなとをひらくことがきめられました。
— ペンは剣よりも強し 『福沢諭吉』 青空文庫
作例 · 標準
歴史の教科書で、かつて締結された和親条約について学んだ。
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小国の指導者は、大国との間に和親条約を結び、平和を維持しようとした。
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この和親条約は、両国関係の新たな章を開くものと期待されている。
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