一強
いっきょう
名詞
標準
dominant player (e.g. in politics)
文例 · 用例
十時頃より一人起ち、二人起ちて、見る間に人数の三分の一強を失ひけれども、猶飽かで残れるものは景気好く勝負を続けたり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
それが、プロレタリア芸術戦線の統一強化として今度の「文戦」の歴史的任務の終結、「ナップ」へのより拡大された左翼作家の組織化という事実になって現れたのだ。
— ――「ナップ」第三回大会にふれて―― 『文芸時評』 青空文庫
然し渠の主張する樣な緊張した熱心と眞面目とが、物質的な實業界から政治界に及び、外部的な政治界から内部的な文藝界に充實するに至ると、わが日本が世界の一強國どころでなく、世界唯一の優強國になること、などを語る。
— 斷橋 『泡鳴五部作』 青空文庫
かつ固陋にして単に旧物を慕うの論者は一強援を得たるがごとくに感じ、争い起こりてこれに和し、ついに国粋保存と言える異称は守旧論派の代名詞となるに至れり。
— 陸羯南 『近時政論考』 青空文庫
これは絶対に統一強化さるべきであつて、そのためだけにでも、相当完備した永久的な研究製作所の独立を必要とするのである。
— 岸田國士 『日本映画の水準について』 青空文庫
日本は東洋の一強国として世界に知られたるも、その強さたるや虚強にして実強にあらず。
— 井上円了 『西航日録』 青空文庫
前者の場合には、その差は三倍四分の一強であるが、後者の場合にはほとんど七倍である。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
そして先刻まで一強盗にすぎなかったその悪人のうちには、なるほど「牧師になるために学問をした男」があることも感ぜられた。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
作例 · 標準
今年のプロ野球は特定の球団が独走状態で、完全に一強のリーグ戦になってしまっている。
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この地域におけるスーパーマーケットのシェアは、大手チェーンのA社が一強体制を築いている。
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ライバル企業の相次ぐ不祥事により、結果的に我が社の一強時代が到来した。
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選挙戦は現職の一強と見られていたが、新人候補がSNSを駆使して猛追している。
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