固定化
こていか
名詞
標準
文例 · 用例
主義とはすなわち、確立されたもの、揺るぎがたく、裏返していえば硬直化せざるをえないのに対し、ヤマギシズムでは固定化を恐れる。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
それゆえ、ヤマギシズムを社会化していくZ革命なるものも、固定化したイメージとしてはとらえにくい。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
行動の規範なり基準を固定化してしまうのではなく、絶えることのない研鑽によってその時点時点での最良の道を探し求めていこうとする意思を、ヤマギシでは無固定・前進という言葉で表わす。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
ヤマギシズムとは、一つの固定化した価値の枠組みを提供するものではない。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
さらにその枠組みに新しい情報がつぎつぎに取り込んでいかれないとすれば、枠組みは固定化した陳腐なものにならざるをえない。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
○長谷川八十氏――一見粗雑なやうに見えてゐて、案外デリケートな落着いた作品である、動的なものは、作者の感情の推移の表現であるが、動的な形態を巧みに固定化し制約して効果をあげてゐる。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
そこからして、時間化といふことはこの場合唯一定の時間點に於ける固定化といふことをのみ意味することが出來る。
— 三木清 『歴史哲學』 青空文庫
この人の描いた源氏物語絵巻のエハガキを偶然みて実に気に入り、光琳のように装飾のための装飾、図面の固定化、様式化しすぎた大名菓子のような死んだところがなく、力づよく清新、男らしい構成力があって、つやがあって(大したほめ方でしょう?
— 一九四三年(昭和十八年) 『獄中への手紙』 青空文庫