老台
ろうだい
名詞
標準
文例 · 用例
内※御見置可被成候も、よろしからんと存じ、さし出し候龍慎老台おうち様まで御頼申置慎蔵先生 左右龍馬追白、此頃も相不変御いそがしきよしにて候。
— 慶応三年二月十六日 三吉慎蔵あて 『手紙』 青空文庫
五月十七日龍慎老台下三吉慎蔵様〆直柔
— 慶応三年五月十七日 三吉慎蔵あて 『手紙』 青空文庫
例えば牧野翁とか牧野叟とかと自署し、また人より牧野老台などとそう書かれるのも全く好きません。
— 第二部 混混録 『牧野富太郎自叙伝』 青空文庫
先は右御報まで如此に御座候頓首九月十八日箒庵北大路老台侍曹 氏の約束は、いわゆる世の鰻香に終る事なくして遂に実現された事は、氏の将来のために幸福であり、すこぶる欣快な思いをした。
— 北大路魯山人 『高橋箒庵氏の書道観』 青空文庫
――ありがたくお縄をいただいて、御一しょに参る」「いや、老台を連れてゆくまえに、隣家の空家に匿うてある女賊に縄を打ちますが、お覚悟でござろうな」「女賊とは」「五人組のひとり、お燕という女」「知らん……。
— 吉川英治 『大岡越前』 青空文庫
さすれば、自然、老台には、奉行所まで御足労を煩わさずとも相済みましょう」「あ、もし。
— 吉川英治 『大岡越前』 青空文庫
行末、頼朝も目をかけて進ぜるゆえ、老台にご安堵あるがよい」 と、云った。
— 吉川英治 『源頼朝』 青空文庫
自分をさして、ご老台とよぶのは、義経の揶揄である。
— 吉川英治 『源頼朝』 青空文庫