慈
じ
名詞
標準
文例 · 用例
結句これからは落着いて手許に居るだろう、よい塩梅だ位に思っているらしい風が見える、何もかも慈愛の泉から湧いた情と思えば不平も云えない。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
慈愛深ければこそ、白髪をかかえて吾児を旅に手離して寂しさを守って居るのである。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
それやこれやを思いますとな、どう考えてもちと親が無慈悲であった様で……。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
神がもし慈悲深く、衆生の人間に對して平等だつたら、おそらくこの二つの生活は、互に反對のものになるであらう。
— 萩原朔太郎 『夢』 青空文庫
夢で慈母を喪つた悲しみは、むしろ現實のそれに數倍して哀切である。
— 萩原朔太郎 『夢』 青空文庫
慈悲 風琴の鎭魂樂をきくやうに、冥想の厚い壁の影で、靜かに湧きあがつてくる黒い感情。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
――佛陀の教へた慈悲の哲學!
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
宇宙の方則は辛辣であり、何人に對しても苛責なく、殘忍無慈悲に鐵則されてる。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
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慈(じ)は、漢姓の一つ。
出典: 慈 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0