捜し当てる
さがしあてる
動詞
標準
文例 · 用例
タキシイで、捜し当てるのに少し暇を取ったが、場所は思ったより感じがよかった。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
でもわたし、あなたを捜し当てるまでは、捜し当てるまではと思って、おかしくならないでいたのよ。
— 佐左木俊郎 『猟奇の街』 青空文庫
だが、その当時の秘蔵品は、今では散々ばらばらに散ばつて、容易に持主を捜し当てる事が出来なかつた。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
したがって、わたしは田沢という家を捜し当てることができなかった。
— 松本泰 『謎の街』 青空文庫
海の中に物を棄てた ようなもので少しも捜し当てることが出来ない。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
お染を捜し当てるまでは、地獄の底までも旅を続ける心算でございましたが、何分の艱難に身体を痛めた上、風邪を引いたのが因で、――お染、堪忍してくれ、済まない、済まないと言い続けながら死んでしまいました」 老巡礼百松の話は、哀れ深く続きます。
— お染の歎き 『銭形平次捕物控』 青空文庫
浜松町から神明一帯を訊いて廻って、久吉が日頃手なずけているという、少し人間のおめでたい樽拾いの三次という少年を捜し当てると、「さア、みんな言ってしまえ。
— 井戸の茶碗 『銭形平次捕物控』 青空文庫
」「お静を隠したのも、半次を殺したのも、おれの手からあの書いたものを取り上げにかかったのも、皆んな苦し紛れの悪あがきだよ」「すると親分、次の術はどう打つことになるんで」「あの謎を解いて、一万両の隠し場所を捜し当てるのだよ。
— 怪盗系図 『銭形平次捕物控』 青空文庫