同流
どうりゅう
名詞
標準
the same style
文例 · 用例
さて某は僕を從へ我家をさして歸る途すがら曩に雲飛が石を拾つた川と同流に懸つて居る橋まで來ると、僕は少し肩を休める積りで石を欄干にもたせて吻と一息、思はず手が滑つて石は水煙を立て河底に沈んで了つた。
— 國木田獨歩 『石清虚』 青空文庫
◇ 翁の歿後、右の言葉は直訳的に福岡の同流を風靡した傾向がある。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
その内弟子は日本国中の同流の愛好者から紹介されたり、又は自ら望んで来たり、又は内弟子の有力者や、家元自身が見込んで連れて来た者なぞ色々である。
— 夢野久作 『能とは何か』 青空文庫
それと同流の心得で、晨する牝鶏を食えば主婦が亭主を尻に敷き続け得と信じたのだ。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
奈良の陰陽師はみな幸徳井の同流として、その祖と称する吉備大臣に因み、吉備塚をもって起原としたものかもしれぬ。
— 喜田貞吉 『俗法師考』 青空文庫
氏は熊本に居る頃加賀宝生を謡う人に二、三十番習った事があったので、誰か適当な宝生流の師匠はなかろうかと言われた時に、私は松本金太郎翁を推挙したのであったが、遂にそれは宝生新氏に落着いて私らと同流の下宝生を謡うことになったのであった。
— 高浜虚子 『漱石氏と私』 青空文庫
それはいま、同流秘伝の一つに数えられた。
— 林不忘 『巷説享保図絵』 青空文庫
正規の剣術に身を入れてからは、同流の道場のみならず、他流の道場へむやみに試合にでかけた。
— 勝夢酔 『安吾史譚』 青空文庫
作例 · 標準
あの二人の芸術家は、同じ流派に属する同流だ。作風も似ているが、それぞれに個性がある。
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彼は、古くから続く文学の伝統を守る同流の作家たちと交流を深めている。師弟関係のようなものだ。
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新しい音楽の潮流に影響を受けず、あくまで同流のスタイルを貫く姿勢は評価されるべきだ。独自の道を歩んでいる。
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