明けはなれる
あけはなれる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to become daylight
文例 · 用例
彼が異国人と夜のまったく明けはなれるまで談じ合うほど語学ができるかどうか、そういうことからして怪しいもんだと私は思っている。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
彼が異國人と夜のまつたく明けはなれるまで談じ合ふほど語學ができるかどうか、さういふことからして怪しいもんだと私は思つてゐる。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
風呂場で、手と足と顔を洗い、お母さまに逢うのが何だかおっかなくって、お風呂場の三畳間で髪を直したりしてぐずぐずして、それからお勝手に行き、夜のまったく明けはなれるまで、お勝手の食器の用も無い整理などしていた。
— 太宰治 『斜陽』 青空文庫
友と本とを待つ日・待つ日の炭火かさなつておこるなり 哀悼一句、仙波さんに・こゝろしづかに小鳥きてなく香をたく 楢の枯葉の鳴るのも人を待つゆふべは・明けはなれる山の線くつきりと送電塔 十二月一日 曇、后晴。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
早く眼覚めたけれど、あまり蚊が多いのでぢつとして明けはなれるまで待つてゐた、流れ入る朝、あゝ朝はよいかな、ことに夏の朝は。
— 種田山頭火 『松山日記』 青空文庫
この思い出ふかい夜が静かに明けはなれると共に、この監房を立ちいでて、高い絞首台にのぼらねばならないのである。
— 海野十三 『振動魔』 青空文庫
夜がすっかり明けはなれると、みんなが心配して見に来ました。
— 楠山正雄 『雷のさずけもの』 青空文庫
始めのうちこそお互いに人に見られまいと注意いたすから、夜が明けはなれると伊之助は飛び出すので、近所でも知らなかったが、左様都合のいゝことばかりはないものでな。
— 三遊亭圓朝 『根岸お行の松 因果塚の由来』 青空文庫
作例 · 標準
明けはなれるの例文