菊形
きくがた
名詞
標準
文例 · 用例
籐のステッキ、更紗、貝がら、貝細工、菊形の珊瑚礁、鸚鵡貝など。
— 寺田寅彦 『旅日記から(明治四十二年)』 青空文庫
菊目石とて、菊形の紋理ある石、この溪谷より出づ。
— 大町桂月 『上州沼田より日光へ』 青空文庫
○本文記載のビーフ・スカラップは料理したる牛肉の残りを細かに切り別にバターにてメリケン粉をいため牛乳にて溶し塩胡椒を入れて白ソースを作り前の肉を和え、小さき帆立貝か菊形へ入れてテンパンに並べ上へパン粉を振掛けテンピの中へ入れて十分間焼くなり。
— 秋の巻 『食道楽』 青空文庫
お茶はその頃の世界ではこの上もない贅と思はれて居る宇治の玉露、お菓子は殿樣から拜領したといふ、菊形の※入の打物、白紙を敷いた腰高の菓子器の上に物々しくも供へてあるのです。
— 三つの菓子 『錢形平次捕物控』 青空文庫
膳の形は長方形のもの最も多く、続いては円形、稀には四角形、ある時は隅を切りおとし、ある時は正多角に、ある時は菊形を示す。
— 柳宗悦 『工藝の道』 青空文庫