偃月刀
えんげつとう
名詞
標準
scimitar
文例 · 用例
その時は、北方から剽悍な遊牧民ウグリ族の一隊が、馬上に偃月刀を振りかざして疾風のごとくにこの部落を襲うて来た。
— 中島敦 『狐憑』 青空文庫
その時は、北方から剽悍な遊牧民ウグリ族の一隊が、馬上に偃月刀を振りかざして疾風の如くに此の部落を襲うて來た。
— 中島敦 『狐憑』 青空文庫
気が狂ったようになり、揺れているその偃月刀の方へ向って自分の体を上げようともがいた。
— THE PIT AND THE PENDULUM 『落穴と振子』 青空文庫
私は偃月刀が自分の心臓の部分をよぎるように工夫してあることを知った。
— THE PIT AND THE PENDULUM 『落穴と振子』 青空文庫
私は偃月刀が衣服を切って通るときの音を――布地が摩擦されることが神経にさわる奇妙なぞっとするような感覚を、わざと考えてみた。
— THE PIT AND THE PENDULUM 『落穴と振子』 青空文庫
剃刀のような偃月刀の最初の一撃が紐のどの部分をよぎっても、その紐が切りはなされて、左手を使って体から解きはなすことができるにちがいない。
— THE PIT AND THE PENDULUM 『落穴と振子』 青空文庫
革紐は手足も胴も縦横にぐるぐると堅く巻いてあった、――ただ人をうち殺すその偃月刀の通り路だけはのけて。
— THE PIT AND THE PENDULUM 『落穴と振子』 青空文庫
じりじりと身を動かし――気をつけて、横ざまにすくみながら、ゆっくりと――革紐からすりぬけて、偃月刀のとどかないところへ身をすべらした。
— THE PIT AND THE PENDULUM 『落穴と振子』 青空文庫
作例 · 標準
演武者が手にする偃月刀が、夕日に反射して鋭い光を放った。
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青龍偃月刀を自在に操る関羽の武勇伝は、時代を超えて語り継がれている。
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博物館の展示室で、その重厚な偃月刀の刃紋をじっと見つめる。
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これほど巨大な偃月刀を振り回すには、相当な筋力と修練が必要だろう。
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