幻辞.com

目明かし

めあかし
名詞
1
標準
文例 · 用例
与力、同心、岡っ引き、目明かし、手先、慰労の宴の無礼講だから、むろん席に上下の差別はない。
首つり五人男 右門捕物帖 青空文庫
その暗い境地に身を隠して紋也のおり場所を目付けたというそういう報知を待ちかまえていた、目明かしの代官町の松吉が乾児の一人の猪吉の口から今やおり場所を聞いたのであった。
国枝史郎 娘煙術師 青空文庫
しかしその実際から言えば、なお江戸時代に与力同心等の手先として、前科者たる目明かしを使役したのと同一のものであったと解せられる。
喜田貞吉 放免考 青空文庫
目明かし一つに岡引と云い、江戸では訛ってオカッピキと云っていた。
喜田貞吉 放免考 青空文庫
目明かしの名はその実「目証」で、犯人の顔を熟知している仲間の者として、犯人の首実検をなさしめ、目を以て証明をなさしめる事から起った名かと思われる。
喜田貞吉 放免考 青空文庫
「関八州古戦録」に、敵方の忍びの者を捕えて、後に重ねて敵から紛れ来るものの目明かしにすべしとて、禁錮しておいたとの記事がある。
喜田貞吉 放免考 青空文庫
目明かし・岡引、必ずしも前科者とのみは限らぬが、ともかく筋のよくないものであった。
喜田貞吉 放免考 青空文庫
「捕物小説の与力や目明かしは、決して賄賂を取らない」とある人はいった。
捕物小説というもの 随筆銭形平次 青空文庫