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念想

ねんそう
名詞
1
標準
文例 · 用例
然れどもこれ等の信仰は、盲目なる狂熱の独断にあらず、皆冷静の理路を辿り、若しくは、精練、微を穿てる懐疑の坩堝を経たるものにして「監督ブルウグラムの護法論」「フェリシュタアの念想」等これを証す。
上田敏 海潮音 青空文庫
然れども是等の信仰は、盲目なる狂熱の獨斷にあらず、皆冷靜の理路を辿り、若しくは、精練、微を穿てる懷疑の坩堝を經たるものにして「監督ブルウグラムの護法論」「フェリシュタアの念想」等之を證す。
上田敏 海潮音 青空文庫
念想と云ふ奴は縦横に跳梁して彼を焼かうとする。
原民喜 青空文庫
響のいい言葉や、微妙な陰翳や、わけてもすべてのものの上に羽撃く生命への不思議な憧れや…… へとへとに疲れてベットに横はると、更に今度は新しい念想がきれぎれに飛ぶ。
原民喜 青空文庫
もし妻と死別れたら、一年間だけ生き残ろう、悲しい美しい一冊の詩集を書き残すために……と突飛な烈しい念想がその時胸のなかに浮上ってたぎったのだった。
原民喜 遥かな旅 青空文庫
汽車に乗った頃から、ふと急に死の念想が彼につきまとった。
原民喜 遥かな旅 青空文庫
奇怪な念想は絶えず彼につきまとっていた。
原民喜 苦しく美しき夏 青空文庫
(これからさき、これからさきは、悲しいことばかりがつづくだろう)ふと、そういう念想が眼の前を横切った。
原民喜 死のなかの風景 青空文庫