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にかけて

にかけて
表現頻度ランク #3064 · 青空 0
1
標準
till
文例 · 用例
なんと鍋屋横丁の裏辺りから東京高等学校の辺りにかけてといふものは、いやな東京の郊外中でもわけてもいやな所であり、硝子障子から外をみると、枯草の野ッ原の中で子供が三つ凧を揚げてゐる。
中原中也 引越し 青空文庫
へたな見透しなどをつけて、右にすべきか左にすべきか、秤にかけて慎重に調べていたんでは、かえって悲惨な躓きをするでしょう。
太宰治 私信 青空文庫
耳朶の下の方から首条にかけての皺が、慥かにもう四十代も中半を越えた私の父であることを物語つてゐた。
中原中也 その頃の生活 青空文庫
これが夏の真昼の沈黙や、田舎の静寂さやを、麦の穂の動きにかけて、一語の重複した表象をしているのである。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
ついでに表現の構成を分析すれば、「柚の花」が静かな侘しい感覚を表象し、「母屋」が大きな旧家――別棟や土蔵の付いてる――を聯想させ、「乾隅」が暗く幽邃な位置を表象し、そして「ゆかしき」という言葉が、詩の全体にかけて流動するところの、情緒の流れとなってるのである。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
西洋の詩では、韻律上の美を目的として、特殊な固有名詞を盛んに使うが、日本の歌や俳句のように、内容(情想)のイメージにかけて、表象上の効果に用いるものは、一般に見て尠いようである。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
一体に食う方にかけては贅沢で、金のある時には洋食だ鰻だとむやみに多量に取寄せて独りで食ってしまうが、身なりはいつでも見窶らしい風をして、床屋へ行くのは極めて稀である。
寺田寅彦 まじょりか皿 青空文庫
また、あのなつかしい龍宮の名譽にかけても、何とかして、この不可解のお土産に、貴い意義を發見したいものである。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
作例 · 標準
彼は夜遅くにかけて仕事に取り組んだ。
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明日の朝にかけて、雨が降り続く予報だ。
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冬から春にかけて、この地域は雪が多い。
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2
標準
concerning (an area of expertise)
作例 · 標準
彼は数学にかけては誰にも負けない。
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料理にかけては、母はプロ級の腕前だ。
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彼女は語学にかけて並外れた才能を持っている。
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3
標準
swearing by (one's sword, God, etc.)
作例 · 標準
彼は神にかけて、真実を語ると誓った。
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私はこの命にかけて、君を守り抜く。
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名誉にかけて、決して約束を破らない。
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