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逆用

ぎゃくよう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
1
標準
using in a way contrary to its intended purpose
文例 · 用例
それが、うま/\と逆用されていた。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
早速、巴里の一新聞がローランの使った詞句をその儘逆用してローランに酬いた。
岡本かの子 食魔に贈る 青空文庫
自身攻撃されるのを防ぐために、有名人を攻撃するという、いわば相手の武器をとって、これを逆用するにも似た、そんなやり口を見て、おれは、さすがに考えやがったと思ったが、しかし、その攻撃文に「国士川那子丹造」という署名があるのを見て、正直なところ泪が出た。
織田作之助 勧善懲悪 青空文庫
犯人を捕えると、直ぐに商会内の私設監獄にぶち込んだばかりでなく、此の事件を逆用し、独逸領事と結んでラウペパ王に迫り、賠償を取るのは勿論、更に脅迫によって勝手な税法(白人、殊に独人に有利な)に署名させるに至った。
中島敦 光と風と夢 青空文庫
然ルヲ擧國一致此ノ天籠ヲ逆用シテ却テ兩立スベカラザル敵國ノ犬馬ニ就キ、救國ノ恩主倒マニ其ノ脚下ニ俯伏シテ糞土ニ値セザル小群島ト一青島トヲ哀訴ス。
北一輝 日本改造法案大綱 青空文庫
抵抗しないという美徳を逆用して人は彼女を無視しようとする。
有島武郎 惜みなく愛は奪う 青空文庫
然るに人は往々にして科学の記述を逆用しようとする。
有島武郎 惜みなく愛は奪う 青空文庫
若し人がその自覚を逆用して、肉にまで至る愛の要求のない場合に、単に外観的に観察された野獣の本能に走ったならば、それは明かに人間の有する本能の全体的な活動ということが出来ない。
有島武郎 惜みなく愛は奪う 青空文庫