付属物
ふぞくぶつ
名詞
標準
belongings
文例 · 用例
「神様が男の粕から女を作った」の、「女は家庭の付属物」だのと心得ているのは、中世紀か封建時代の思想である。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
この客観的に非我の関係を明めるにつけて生ずる付属物を intellectual sentiment と云います。
— 夏目漱石 『創作家の態度』 青空文庫
付属物とは下等なものという意味ではありません。
— 夏目漱石 『創作家の態度』 青空文庫
処で、ただの諸文化自身から抜け出して或る独特な新しい文化的尺度を規正するこの「文化の意識」は、もはや個々の諸文化の夫々の付属物ではなく、そういうものから発達し結実した夫々の或る代表者的エッセンスが集結し独立化し単位化したものとして、或る独立な秩序界を構成する。
— 戸坂潤 『クリティシズムと認識論との関係』 青空文庫
教会からその付属物を取り去ってみよ、あとに何が残るか。
— 茶の本 『茶の本』 青空文庫
禅門の徒は事物の内面的精神と直接交通しようと志し、その外面的の付属物はただ真理に到達する阻害と見なした。
— 茶の本 『茶の本』 青空文庫
その側に遊里があるが、これは固より富有な街区への付属物である。
— 豊島与志雄 『北支点描』 青空文庫
かように、全身の成長も、一部の発達も、付属物の形状も、皮膚の色も、みなホルモンの司配をうけ、あるいは促進せられあるいは抑制せられている。
— 丘浅次郎 『人間生活の矛盾』 青空文庫