地割れ
じわれ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
cracks or fissures in the ground
文例 · 用例
この辺の山の肌には伊豆地震の名残らしい地割れの痕がところどころにありありと見える。
— 寺田寅彦 『箱根熱海バス紀行』 青空文庫
時とすると、この小さな家は地割れの呻吟のただなかにあるやうな感じがした。
— 原民喜 『火の子供』 青空文庫
諸所に大岩や灌木の叢や、仆れ木や地割れがあることであろう。
— 国枝史郎 『生死卍巴』 青空文庫
幸ひに三人とも怪我もなく半時ほどして出て來たが崖崩れが續き、五寸程の地割れが出來たりして、辛うじて芍藥畑の隅の山茶花の下に戸板を持つて來て老僧夫婦と自分との三人が寄りかたまつて、搖れて來る度に山茶花の幹にしがみ附いてゐた。
— 葛西善藏 『蠢く者』 青空文庫
その上、穴の口から大きく半円を描いて、二筋三筋断続した地割れがしていた。
— 豊島与志雄 『古井戸』 青空文庫
その石から一二尺離れて、半円形に断続の地割れがして、その一端に、一尺足らずの細長い穴が、斜めに深く、横広がりにあいていた。
— 豊島与志雄 『古井戸』 青空文庫
そこには竹の鞭根が縦横に交錯して地割れがせず避難処として安全だといわれています。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
そういう時に、この群発地震に引きつづいて、明けて十九年の一月早々から、鉄道線路附近に盛んに地割れが始まり、そろそろと土地が隆起して来たのである。
— 中谷宇吉郎 『天地創造の話』 青空文庫
作例 · 標準
地震の後、地割れがいくつも発生し、家屋にも被害が出た。
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長期間の乾燥で地面がひび割れ、小さな地割れが畑のあちこちにできていた。
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「うわ、道に地割れができてる!」と、子供が突然叫んで、皆が地面を見た。
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