卒のない
そつのない異読 ソツのない
表現形容詞-語幹
標準
cautious
文例 · 用例
「帯を除って楽にして、この褞袍をお着なさいな――おなか減ってやしない――少し横になって休まなくてもいゝの」 わたくしが、たゞ、こどものようにかぶりを竪に振ったり横に振ったりしさえすれば返事になる、相手はそつのない労り方でした。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
たたらを踏んでいるまに、早くいってきなよ」 二丁用意させると、いつもながらに、そつのない右門流でした。
— 明月一夜騒動 『右門捕物帖』 青空文庫
ひと寝入りするにもそつのないところが名人です。
— のろいのわら人形 『右門捕物帖』 青空文庫
おめにかかれば、先生はああいう方であるからそつのない、鷹揚な、包括力ある言葉をかけて下さったであろうと思う。
— 宮本百合子 『坪内先生について』 青空文庫
× 完成とは読んでそつのない作品を拵へる事ではない。
— 芥川龍之介 『芸術その他』 青空文庫
その人数には、俳優、芸妓、旦那衆、画家、芸人、噺家、たいこもち、金に糸目をつけぬ、一流の人たちが主な役柄に扮し、お徒歩、駕籠のもの、仲間、長持かつぎの人足にいたるまで、そつのないものが適当に割当てられ、旧幕時代の万事を知るものが、その身分々々によって肝煎りをした。
— 長谷川時雨 『一世お鯉』 青空文庫
完成とは讀んでそつのない作品を拵へる事ではない。
— ――藝術家としての彼を論ず―― 『芥川龍之介論』 青空文庫
ひとがらの「がら」にコートの「がら合い」がかかっていたことも、万事イキな連中の云い出しそうな、そつのない言葉と見るべきである。
— 木村荘八 『ハイカラ考』 青空文庫
作例 · 標準
彼は常に卒のない計画を立て、あらゆる事態に備えている。
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卒のない仕事ぶりは、多くの人から信頼されている証拠だ。
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どんな小さなことでも、卒のないように確認することが大切だ。
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