鏘然
鏘然
名詞
標準
文例 · 用例
蜘蛛の囲の虫|晃々と輝いて、鏘然、珠玉の響あり。
— 泉鏡花 『茸の舞姫』 青空文庫
鎖ばかりは敷石の上に落ちて鏘然と鳴る。
— 夏目漱石 『倫敦塔』 青空文庫
右より左より、前より後より、或ものは轟然雷の如く、或ものは鏘然琴の如く、或ものは巨人の嘯くが如く、或ものは山靈の叫ぶが如し。
— 田山花袋 『日光山の奧』 青空文庫
その時、鏘然と太刀音がした。
— 直木三十五 『大衆文芸作法』 青空文庫
それが、怪しく妍麗な幻のやうに淙々として、私は次第に私のうらぶれた夢の中に鏘然と鳴り渡るものを感ずるらしかつた。
— 牧野信一 『天狗洞食客記』 青空文庫
どうするつもりだ※ その時|鏘然と太刀音がした。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
瞬間に鏘然たる太刀の音!
— 国枝史郎 『神秘昆虫館』 青空文庫
キラリと夜空へ円が描かれ、続いて鏘然と音がした。
— 国枝史郎 『怪しの館』 青空文庫