躍如
やくじょ
形容詞-たる副詞-と頻度ランク #40408 · 青空 108 例
標準
vivid
文例 · 用例
しかしながら彼の場合は、芥川氏等の場合とちがつて、余技が単なる余技に止まらず、余技そのものの中に往々彼の作物を躍如とさせ、生きた詩人の肉体を感じさせるものがある。
— 俳人としての芥川龍之介と室生犀星 『小説家の俳句』 青空文庫
と厚い童男のやうな唇にいくらか微笑をふくんでいひ出した程度の醉ひの状態が一番、この大詩人の詩的面目の躍如たる表現に適してゐることを私には斷言出來ます。
— 岡本かの子 『狂童女の戀』 青空文庫
それゆゑ、あれこれと年少の頃の記憶をたどり、何か一つ、弘前の面目を躍如たらしむるものを描写したかつたのであるが、どれもこれも、たわい無い思ひ出ばかりで、うまくゆかず、たうとう自分にも思ひがけなかつたひどい悪口など出て来て、作者みづから途方に暮れるばかりである。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
その人物の風采性格から、その服装までもが躍如として眼前に浮み上る。
— 夢野久作 『創作人物の名前について』 青空文庫
一代の享楽児の面目躍如たるものがある。
— 菊池寛 『応仁の乱』 青空文庫
多分に禁欲的な、同時に自己の必然的運命を早くから甘受して居る聡明な青年武将の面影が躍如としている。
— 菊池寛 『四条畷の戦』 青空文庫
勅命を奉じて天下を席捲せんとする其の面目が躍如として居る。
— 菊池寛 『小田原陣』 青空文庫
あたかも日本画が僅少の線を以て描きて自然物を躍如たらしむるが如く、数語を以て各動物を読者の前に躍らせるのである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
作例 · 標準
彼の勇敢な行動には、日頃の厳しい訓練の成果が躍如としていた。
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この一枚の絵画には、巨匠の芸術的センスが躍如として現れている。
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逆境においてこそ、彼のリーダーとしての真骨頂が躍如とする。
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