鉄道員
てつどういん
名詞
標準
文例 · 用例
支那の巡警や、鉄道員や、税関吏は、金持をせびって余得をせしめるのが昔からの習慣となっている。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
この上は鉄道員の許諾を得、少しの間線路を通行させて貰わねばならぬ。
— 伊藤左千夫 『水害雑録』 青空文庫
隅のところには古い帽子を冠り、古い外套を身に纏い赤い毛布を敷いて、まだ十二月らしい顔付しながら、さびしそうに居眠りする鉄道員もあった。
— 島崎藤村 『千曲川のスケッチ』 青空文庫
あまり改った風なぞして鉄道員に発見されて罰金でも取られたら、それこそたいへんだからね」 私たちはまだこんな冗談など言い合ったりしていたが、やがて時間が来て青森を発車すると同時に、私たちの気持もだんだん引緊ってきた。
— 葛西善蔵 『父の葬式』 青空文庫
そこに、鉄道員岩下喜代光が待っていた、星野から、光丸をうけとった岩下は、筑豊線|飯塚行の貨物列車に、女を乗せた。
— 火野葦平 『花と龍』 青空文庫