春の星
はるのほし
名詞
標準
star in the sky on a spring night
文例 · 用例
春の星を落して夜半のかざしかな春の夜の雲に濡らすや洗ひ髪春や今宵歌つかまつる御姿海棠の精が出てくる月夜かなうた折々月下の春ををちこちす思ひ切つて更け行く春の独りかななどと、試みているうち、いつしか、うとうと眠くなる。
— 夏目漱石 『草枕』 青空文庫
燦めき渡る春の星の、暁近くに、紫深き空の底に陥いる趣である。
— 夏目漱石 『草枕』 青空文庫
エルダー・スノー教会を通り過ぎた時、何人かが振り向き、早春の星々の下に広がるプロヴィデンスに別れの一瞥を送った。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『チャールズ・デクスター・ウォードの事件』 青空文庫
一時間後、彼は|首括りの瀬の向こうの暗い空き地に出ており、前方には春の星々がぎらぎらと瞬いていた。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『魔女の家で見た夢』 青空文庫
「範宴、また来るぞ」鏃のような鋭い彼の眸に対して、範宴の向けた眼ざしは春の星のように笑っていた。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
大空は一面、春の星であった。
— 地の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
空也念仏――空也踊り―― 春の星が、都の空を、妖しい光に染めている。
— 吉川英治 『平の将門』 青空文庫
あたりをさぐって、そとにでれば、夜は四|更の闇ながら、空には、女菩薩たちの御瞳にも似る、うるわしい春の星が、またたいている。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
作例 · 標準
澄み渡る夜空に、ひときわ明るく輝く「春の星」を見つけた。
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「春の星」を頼りに、夜道を一人で歩いた。
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星空観察会で、講師が「春の星」について解説してくれた。
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