馬道
めどう異読 めんどう・めど・うまみち
名詞
標準
long roofed passageway (originally having an earthen floor and used as a bridle path)
文例 · 用例
馬道の庄太という子分が神田三河町の半七の家へ駈け込んで来たのは、文久元年七月二十日の朝であった。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
今から半月ほどまえの宵に、馬道の鼻緒屋の娘で、ことし十六になるお捨というのが近所まで買物に出ると、白地の手拭をかぶって、白地の浴衣を着た若い女が、往来で彼女とすれ違いながら、もしもしと声をかけた。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
彼は斯うしてここに半日晒しものにした上で、棒しばりにして広小路は勿論、馬道から花川戸のあたりまで、引き廻してあるくのであると彼等は云った。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
「まだほんとうにお膳立てが出来ねえからな」 庄太に案内させて、半七はまず馬道の鼻緒屋をたずねた。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
馬道は俥で填まつた。
— 泉鏡太郎 『麻を刈る』 青空文庫
○十二月三十一日、浅草区馬道八丁目より出火して、中村座も村山座も類焼す。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
彼はイベットが朝の乗馬に出たものと知って、乗馬道を尋ねて行き、彼女に逢おうという気になった。
— 岡本かの子 『ドーヴィル物語』 青空文庫
香以は店を継母に渡し、自分は隠居して店から為送を受けることとし、妾鶴には暇を遣り、妻ふさと倅慶次郎とを連れて、浅草馬道の猿寺境内に移った。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
作例 · 標準
神社にある長い馬道を通って、祭りの行列がゆっくりと本殿へと向かっていく。
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土間のまま屋根がついた馬道は、かつて武士たちが馬に乗ったまま通行するために作られた。
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古い屋敷の馬道を歩くと、当時の馬の足音が聞こえてくるような不思議な感覚になる。
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