入り浸り
いりびたり
名詞
標準
frequenting
文例 · 用例
フランスではロダンの為事場に入り浸りになっていて、ロダンの評を書いたのですが、ロダンを評したのだか、自家の主観を吐露したのだか分からないような、頗る抒情的な本になってしまったのです。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
わたくしも「はあ、今に行くわ」と返事をして相変らずぐず/\していますと、池上は結局それを悦んで、殆どわたくしの茶室へ朝夕入り浸りです。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
と云ふのは、女のもとにばかり入り浸りになつて家には殆んどゐないだらうと云ふ間違つた推察を、すべての友人が持つてゐるからである。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
」「どうせあなたが死ぬ、死ぬと云つてたから、あの子もその通り死んだのでせうし、うちには誰れも人情にあつい人がゐないのだから――あなたは色をんなのところばかりへ入り浸りになつてるし。
— 毒藥を飮む女 『泡鳴五部作』 青空文庫
すると、荻原は始終私の家へ入り浸りに来ていた。
— 水野葉舟 『北国の人』 青空文庫
其内親分がある寡家に入り浸りになって、お広さんが其処に泣きわめきの幕を出したり、かかり子の亥之吉が盲唖学校を卒業して一本立になっても母親を構いつけなかったり、お広さんの末路は大分困難になって来ました。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
――その日から、昼は昼、夜は夜で、明け暮れ博士は森の酒場へ入り浸り終日デレデレと酔ひ痴れずには夜の明けない尊きバッカスの下僕となつたのであつた。
— 坂口安吾 『霓博士の廃頽』 青空文庫
そうしてその頃私はほとんど釈場へばかり入り浸りで、しばらく噺家の方へは御無沙汰をしていたからである。
— 正岡容 『随筆 寄席囃子』 青空文庫
作例 · 標準
彼は最近、カフェに入り浸りで原稿を書いているらしい。
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学生時代は、図書館に入り浸りで勉強漬けの日々だった。
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あの店は、地元の常連客が入り浸りで賑わっている。
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猫は、いつも日当たりの良い窓際に入り浸りだ。
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