焙肉
焙肉
名詞
標準
文例 · 用例
ゾシチェンコは中央アジアのどこかに避難していて、羊の焙肉をたべていて、やせもしなかった体と、脂肪の沈着した脳髄とをもって、やつれはて、しかし元気は旺盛で、笑いを求めているレーニングラードに帰ってきた。
— 宮本百合子 『政治と作家の現実』 青空文庫
「それにパリにはフランス料理のほかに妙なムソリニ式マカロニ料理だの、何とか大公式|羊の焙肉(コーカサス料理の名)だのっていう料理があるでしょう。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
――人は英国のこういう公園の中にあって英国の焙肉を思い出さずにはいられないだろう。
— 宮本百合子 『ロンドン一九二九年』 青空文庫
そして棚の上から、かもしかの毛皮を縫い合わせて作った寝袋を取りおろして、猪の焙肉や、薄焼や、干飯やかち栗、乾した杏子など、それぞれの包みを中に入れて巻き、それを背負えるようにしっかりと括った。
— 第二部 『樅ノ木は残った』 青空文庫