いんちき
いんちき
名詞
標準
文例 · 用例
先生ほどのおかたでも、あなたの全部のいんちきを見破る事が出来ないとは、不思議であります。
— 太宰治 『きりぎりす』 青空文庫
」 とは或る向うの消息通が僕に聞かせた詞だが、ばくち好きで、またばくちの天才の支那人だけに麻雀道に於ても中には恐ろしい詐欺、いんちきを企てるものが可成りあるらしい。
— 南部修太郎 『麻雀を語る』 青空文庫
そして、その仕方もいろいろ聞かされたが、僕が如何にも支那人式だなと一|番感心し、且つ恐るべしと思つたのは、百三十六|個もある麻雀牌の背中の竹の木目をすつかり暗記してしまふといふいんちき師のことだ。
— 南部修太郎 『麻雀を語る』 青空文庫
私がこのごろ再び深く思案してみたところに依っても、私の作品鑑定眼とでもいうべきものは断じて、断じてという言葉を三度使ったわけであるが、断じていんちきではない。
— 太宰治 『春の盗賊』 青空文庫
本当に、このずるさ、いんちきには厭になる。
— 太宰治 『女生徒』 青空文庫
ここには、世界中のありとあらゆるはったり屋やいんちきアーチストたちがしばしばやってきたね。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
古くさいいんちきだ。
— A SCANDAL IN BOHEMIA 『ボヘミアの醜聞』 青空文庫
その一方法として、案出されたものが、金持ちのご隠居や若だんなたちを相手のいんちきばくちで、いんちきの裏には同じ切支丹伴天連の催眠の術が潜んでいたことはもちろんでした。
— 南蛮幽霊 『右門捕物帖』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
いんちき(異表記:インチキ) 勝負事や賭博などで、相手に分からないように不正をすること。また、その人。いかさま。 → いかさま、不法行為、反則行為 ごまかし (cf. wikt) や手抜きがあったり、にせものであったりすること。本物でないこと。また、そのさま。 → 偽物 本物でないさま。本物でない点、ごまかしている点、無責任ででまかせな点などのあるさま。
出典: いんちき — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0