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公方

くぼう
名詞
1
標準
public affairs
文例 · 用例
これから先、大目付様が、日田のお金奉行の手先とは言え歴とした公方様の御家来の野西春行を、どのような風に処置さっしゃるか、お納戸頭が、蔵元屋の帳面の大穴をどう誤魔化さっしゃるかが、日本一の面白い見物で御座いましょうが、それは取りあえず貴方様の御決心には拘わりのないこと……悪い事は申しません。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
ハハハハハハ、公方が河内正覚寺の御陣にあらせられた間、桂の遊女を御相手にしめされて御慰みあったも同じことじゃ、ハハハハハハ。
幸田露伴 雪たたき 青空文庫
」 主人は公方や管領の上を語るのを聞いている中に、やや激したのであろう、にッたりと緩めて居た顔つきは稍々引緊って硬ばって来たが、それを打消そうと力むるのか、裏の枯れたような高笑い、「ハッハッハ。
幸田露伴 雪たたき 青空文庫
如何に愛宕の申子なればとて、飯綱愛宕の魔法を修行し、女人禁制の苦を甘ない、経陀羅尼を誦して、印を結び呪を保ち、身を虚空に騰らせようなどと、魔道の下に世をひれ伏さしょうとするほどのたわけ者が威を振って、公方を手づくねの泥細工で仕立つる。
幸田露伴 雪たたき 青空文庫
思うても見られい、公方と管領とが総州を攻められた折は何様じゃ。
幸田露伴 雪たたき 青空文庫
然るに細川、山名、一色等は公方管領を送り出して置いて、長陣に退屈させて、桂の遊女を陣中に召さするほどに致し置き、おのれ等ゆるゆると大勢を組揃え、急に起って四方より取囲み、其謀計|合期したれば、管領は御自害ある。
幸田露伴 雪たたき 青空文庫
公方を追落し、管領を殺したも、皆かかる眷属共の為たことである。
幸田露伴 雪たたき 青空文庫
それは貴公方に云う事じゃ。
夢野久作 斬られたさに 青空文庫
作例 · 標準
公方の諸事象を司る役所は、早朝から陳情に訪れる人々で慌ただしく動いている。
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私情を挟まずに公方を優先するのが、この家門の長年守り続けてきた鉄の掟だ。
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公方のためとはいえ、民にこれ以上の重税を課すのはあまりに忍びない」
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ウィキペディア

公方(くぼう)は、前近代の日本において、国家に関する公(おおやけ)のことを体現する方面および国家的統治権、すなわち古い時代の天皇やその朝廷、鎌倉時代、室町時代の将軍に起源する言葉である。特に室町時代の後半には、将軍の公権力の代行者として君臨した足利将軍家の一族の者の肩書きとして用いられた。公方の称号を公方号という。また、将軍、公方の敬称として御所号が用いられた。

出典: 公方 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0