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桃割れ

ももわれ
名詞
1
標準
hairstyle of Meiji and Taisho era, featuring a bun resembling a halved peach
文例 · 用例
どちらも都の者らしく、男は学生式のオールバックで、女は下町風の桃割れに結っていた。
夢野久作 いなか、の、じけん 青空文庫
初めから嘲弄されていたことがわかったので……同時に、横に居た桃割れも、ワッとばかり男の膝に泣き伏した。
夢野久作 いなか、の、じけん 青空文庫
大きく結んだ背中の帯と、両方へ捌き拡げた両袖とが、ちょっと三番叟の形に似ているなと思う途端に、むくりと、その色彩の喰み合いの中から操り人形のそれのように大桃割れに結って白い顔が擡げ上げられた。
岡本かの子 雛妓 青空文庫
節分の日、もうその歳ではいくらか気がさす桃割れに結って、源聖寺坂の上を、初枝が近所の桶屋の職人の新太郎というのと、肩を並べて歩いている姿を、他吉は見つけた。
織田作之助 わが町 青空文庫
初枝は桃割れに結って、口から下は写っていなかった。
織田作之助 わが町 青空文庫
私は、その娘と深い恋仲になっていたものであるが、或る夕方のこと、その娘が私に会いに来た時の桃割れと振袖姿が、あんまり美し過ぎたので、私は息苦しさに堪えられなくなって、彼女を郊外の××踏切り附近の離れ家に連れ込んだ。
夢野久作 縊死体 青空文庫
未だ結婚前の写真らしく、そんなことから二人の仲がねんごろめいたのか、君枝の母親は桃割れを結って、口から下は写っていなかった。
織田作之助 わが町 青空文庫
琴 学生時代には本郷へんの屋敷町を歩いているとあちらこちらの垣根の中や植え込みの奥から琴の音がもれ聞こえて、文金高島田でなくば桃割れ銀杏返しの美人を想像させたものであるが、昨今そういう山の手の住宅区域を歩いてみても琴の音を聞くことはほとんど皆無と言ってもいいくらいである。
寺田寅彦 柿の種 青空文庫
作例 · 標準
「七五三の時、娘は綺麗な桃割れの髪型に結ってもらった。」
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「時代劇の撮影で、女優さんが伝統的な桃割れを披露している。」
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「古い写真館の壁に、桃割れを結った少女の肖像画が飾られていた。」
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ウィキペディア

桃割れ(ももわれ)は、江戸時代後期から昭和にかけて町人の娘に流行した女髷。

出典: 桃割れ — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0