竪穴
たてあな
名詞
標準
pit
文例 · 用例
小初は掘り下げた櫓台下の竪穴から浅瀬の泥底へ水を掻き上げて行くと、岸の堀垣の毀れから崩れ落ちた土が不規則なスロープになって水底へ影をひくのが朦朧と目に写って来た。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
リッターは、更に、地球を貫通する幅広い竪穴を掘ったとしたら地球中心での気温がどれだけになるかを計算した。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
もちろんその際重力は竪穴内の深さとともに変化し地球中心では〇となるということを考慮に入れて計算した結果は、竪穴内の地心における温度は約三二〇〇〇度ということになった。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
三 地震の滝道の樺林の中に、深さ六尺位、広さ五六畳程の竪穴を掘り、その上に半開の唐傘式に木材を組合せ、それに枯茅を葺いて屋根とした奇々怪々の住居。
— 江見水蔭 『怪異黒姫おろし』 青空文庫
竪穴が発見されたんです。
— 宮本百合子 『昔の火事』 青空文庫
ここに、大昔、人間が棲んでいた竪穴があるんです。
— 宮本百合子 『昔の火事』 青空文庫
そこで猛之介は、昭和合金の敷地に竪穴が出たこと、そこから土器が出るらしいことを話した。
— 宮本百合子 『昔の火事』 青空文庫
真先に門の横の番人小屋が出来はじまって、建築が着手される一方で竪穴の発掘も進行した。
— 宮本百合子 『昔の火事』 青空文庫
作例 · 標準
洞窟の奥深くへと続く不気味な竪穴があり、底からは冷たい風が吹き上げていた。
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工事現場で掘り起こされた巨大な竪穴の中に、作業員たちが慎重に降りていく。
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落ち葉で隠された竪穴に足を取られ、危うく大怪我をするところだった。
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