熟れた果実
うれたかじつ
表現名詞
標準
ripe fruit
文例 · 用例
「傑れた作品とは、緊張した意識の流れから、熟れた果実がいつか枝から落ちるように、生まれ出るもの」 表現への慾求が生む理想論。
— 原口統三 『二十歳のエチュード』 青空文庫
こりこりとひきしまった若い女の身体つき、腰や尻の弾力に富んだ動き、藁草履をはいた白い素足、ほつれ毛のたれかかっている小麦色の首すじ――この、眼前にある新鮮な熟れた果実を、とって食べたくなったものにちがいない。
— 火野葦平 『花と龍』 青空文庫
女の良人|楊雄の目を偸む恐ろしさは封じえないが、それにもまさる秘密な悦楽の唆りは熟れた果実のように巧雲の体から嗅がれる。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
作例 · 標準
例句