幻辞.com

逆語

ぎゃくご
名詞
1
標準
文例 · 用例
決して逆語序の語ばかりの行はれた時代は勿論、其が非常に勢力のあつた時期の姿と言ふのをすら、見ることが出来るのではないのである。
折口信夫 日琉語族論 青空文庫
所謂逆語序の方が優勢を持つた時代は、書史の現実には見ることが出来ないのだが、だからと言つて、其が全然空想だとは言へない――理論的確実性を持つてゐるのである。
折口信夫 日琉語族論 青空文庫
南北三里に渉る丘の傍の平地で、逆語序に言つた習慣に固定したかたをかの地で、如何にも「丘傍」と言ひ替へてもよい気のする地である。
折口信夫 日琉語族論 青空文庫
梯立が逆語序のものであらうと言ふことは、坪井博士も述べてゐられた筈である。
折口信夫 日琉語族論 青空文庫
喪葬の最初の形で、次で行はれる儀礼を予想してゐるものとしての名、仮喪なる称呼を以てすべきところを、古い逆語序の形を以て言つてゐたのである。
折口信夫 日琉語族論 青空文庫
五 赤裸今一人の逆語序論者金沢庄三郎先生は、裸(はだか)は赤肌(あかはだ)と言ふ旧来の説によつて、語序の逆になつたものとしてゐられた。
折口信夫 日琉語族論 青空文庫
又逆に、彦天津といつた逆語序も行はれてゐたことは想像出来るが、この外にも後代に「天津彦」が残つてゐる。
折口信夫 日琉語族論 青空文庫
逆語序時代には、ひめたゝら同様、語頭に来てゐたものが、正語序になつては、語尾に移された。
折口信夫 日琉語族論 青空文庫