徠
徠
名詞
標準
文例 · 用例
徂徠先生その『風流使者記』中に曰く「風流使者訪名山」と。
— 小島烏水 『山を讃する文』 青空文庫
その雲の国に徂徠する天人の生活を夢想しながら、なおはるかな南の地平線をながめた時に私の目は予想しなかったある物にぶつかった。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
徂徠先生の如き豪傑の資を以て、猶且つ文辭に呶々するものは、實に已むを得ざるものが有るからである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
徂徠先生(荻生徂徠、儒学者、江戸時代)のような豪傑の資質を以って、尚かつ文辞についてクドクド言うのも、実に已むを得ないものがあるからである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
徂徠が野にいたのも、白石が官儒として立ったのも、たんなる表面観察では誤りに陥りやすいことを論定したかった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
しかし士明の説の如きは、要するに彼徂徠の南留倍志系に属する。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
近ごろ今関天彭さんの先儒墓田録は物徂徠の裔を探り市野迷庵の胤を討ねて、窮め得らるべき限を窮めてゐる。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
一種の驚怖は始終富之助の胸を徂徠した。
— 木下杢太郎 『少年の死』 青空文庫