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犬ころ

いぬころ
名詞
1
標準
文例 · 用例
」     五 水夫室では、水夫たちが、犬ころがうなり合いながら食べると同じように、騒ぎながら、夕飯を食っていた。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
僕は、午前中は川越さんの犬ころを座敷にあげて遊んでいた。
太宰治 正義と微笑 青空文庫
猛犬でも出て来るんじゃないかと、びくびくしていたが、犬ころ一匹出て来る気配さえ無い。
太宰治 正義と微笑 青空文庫
小さい犬ころのようにも見えた。
太宰治 姥捨 青空文庫
空気銃を取って、日曜の朝、ここの露地口に立つ、狩猟服の若い紳士たちは、失礼ながら、犬ころしに見える。
泉鏡花 二、三羽――十二、三羽 青空文庫
天井から猫が落ちます以前、私が縁側へ一人で坐っています処へ、あの白粉の花の蔭から、芋※の葉を顔に当てた小児が三人、ちょろちょろと出て来て、不思議そうに私を見ながら、犬ころがなつくように傍へ寄ると、縁側から覗込んで、手毬を見つけて、三人でうなずき合って、(それをおくれ。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
見ていると、まるで二匹の小さい犬ころが雪の原で上になり下になり遊びたわむれているようで、期待していた決闘の凛烈さは、少しもなかった。
太宰治 火の鳥 青空文庫
見てゐると、まるで二匹の小さい犬ころが雪の原で上になり下になり遊びたはむれてゐるやうで、期待してゐた決闘の凛烈さは、少しもなかつた。
太宰治 火の鳥 青空文庫