辺格
へんかく
名詞
標準
文例 · 用例
又古鈔零本玉篇一本辺格上短下長、(延喜式図書令の度なり)その裏を装修せしも古鈔本の仏経なり。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
――それにおるは、そちが虚無僧寺にいた頃の旧友、格外という者と思うが、ちごうたかの」「あっ……そうです、仰せの通り、てまえが佐々十竹の頃の友、渡辺格外に相違ございません」「そうだろう。
— 吉川英治 『梅里先生行状記』 青空文庫
虚無僧の渡辺格外だった。
— 吉川英治 『梅里先生行状記』 青空文庫
ふたりとも笠をいただいて、始終うつ向き加減に、一言も発せず、供に従って歩いているだけなので、佐々介三郎、渡辺格外のほかには、何者やらいっこう知れなかったが、水戸にはいって後、誰にも分った。
— 吉川英治 『梅里先生行状記』 青空文庫
恐らく同様なおことばを賜わっているだろう」 うわさをしているところへ、その渡辺格外が、老公の部屋から退がって来た。
— 吉川英治 『梅里先生行状記』 青空文庫