無責
むせき
名詞
標準
文例 · 用例
乍併|茲で止めて了うては余りに無責任のようにも思われる。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
父は往診して他人といふ無責任な人達にもてなされて帰つて来ると苦労性な皆が不快だつた。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
「随分無責任じゃないか。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
美しさ、などという無責任なお座なりめいた巧言は、あまり使いたくないのだが、でも、それは実際、美しいのだから仕様がない。
— 太宰治 『散華』 青空文庫
大学生たちは、無責任な強烈な言葉で、君をそそのかすだけです。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
無責任な事は、致しません。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
気障な、思いあがった哲学めいた事ばかり言って、ホレーショーたちを無責任に感服させて、そうして蔭では、哲学者どころか、私たちに甘えてお菓子をねだっているような具合なんですから、話になりません。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
僕が無責任に、お前を、芸術の雰囲気なんかに巻き込んでしまったのがいけなかったんだ。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫