震旦
しんたん異読 しんだん
名詞
標準
China
文例 · 用例
内供は、震旦の話の序に蜀漢の劉玄徳の耳が長かったと云う事を聞いた時に、それが鼻だったら、どのくらい自分は心細くなくなるだろうと思った。
— 芥川龍之介 『鼻』 青空文庫
その医者と云うのは、もと震旦から渡って来た男で、当時は長楽寺の供僧になっていたのである。
— 芥川龍之介 『鼻』 青空文庫
支那又は至那等はシナの音譯、震旦又は振旦等はシニスタンの音譯である。
— 桑原隲藏 『秦始皇帝』 青空文庫
唐の法琳の『破邪論』(唐の道宣の『廣弘明集』中に收む)の中に、この書から老子是迦葉菩薩、化游震旦の一句を引いて居る。
— 桑原隲藏 『老子化胡經』 青空文庫
しかし謀叛人になった聖者は、天竺震旦本朝を問わず、ただの一人もあった事は聞かぬ。
— 芥川龍之介 『俊寛』 青空文庫
姫や若の顔、女房の罵る声、京極の屋形の庭の景色、天竺の早利即利兄弟、震旦の一行阿闍梨、本朝の実方の朝臣、――とても一々数えてはいられぬ。
— 芥川龍之介 『俊寛』 青空文庫
この後とも精々心にかけましたら、今度こそは立派に人一人轢き殺して、父上の御名誉を震旦までも伝える事でございましょう。
— 芥川龍之介 『邪宗門』 青空文庫
よくものの草紙などに、震旦から天狗が渡ったと書いてありますのは、丁度あの染殿の御后に鬼が憑いたなどと申します通り、この沙門の事を譬えて云ったのでございます。
— 芥川龍之介 『邪宗門』 青空文庫
作例 · 標準
古代の交易路は、震旦(中国)から地中海まで延びていた。
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唐の時代、震旦は仏教文化の中心地として栄えた。
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マルコ・ポーロは、震旦での見聞を「東方見聞録」に記した。
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