香車
きょうしゃ
名詞
標準
lance
文例 · 用例
本誌お馴染の断水坊、暴風雨を冒して遊びに来り、夜遅くまで、二人で将棋をパチクリパチクリやっておったが、時刻は夜半の零時か零時半頃であったろう、吾輩はなんでも香車か桂馬をばパチリッと盤面に打下そうと手を伸ばした途端である。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
偶数が出れば、東へ歩いて行って、円山公園で待っている田鶴子に会うつもりだったが、「5」と出た以上、もう田鶴子のことは香車で歩を払うように簡単に、黙殺だ。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
「――チケットなしでも渡して貰えますか」「渡せんな」 香車で歩を払うような、ぶっ切ら棒な返事だった。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
」 ずばりと、香車で歩を払ってしまうような声だった。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
おたくの観察は……」「そりゃ、てっきりですよ」 京吉は香車で歩を払うように、簡単に言った。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
『太平記』の記者は、「日来武に誇り、本所を無する権門高家の武士共いつしか諸庭奉公人と成、或は軽軒香車の後に走り、或は青侍格勤の前に跪く。
— 菊池寛 『四条畷の戦』 青空文庫
將棋さすにも、王を一方にとぢこもらせて、金將、桂馬、香車、二三の兵にて守れば、一寸完全なるやうなるも、こは、案外に、もろく敗る。
— 大町桂月 『國府臺』 青空文庫
私は金や香車を握った拳を頭の上へ伸ばして、時々思い切ったあくびをした。
— 夏目漱石 『こころ』 青空文庫
作例 · 標準
香車は前方にしか進めないが、成ると金将と同じ動きになるんだ。
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将棋盤の端にいる香車をどう活用するかが、序盤の鍵になることもある。
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相手の香車が私の王将に迫ってきている!どうすればいいんだ?
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香車をうまく使って、相手の守りを崩す戦術もある。
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