蠻秘
蠻秘
名詞
標準
文例 · 用例
これはオランダ人から傳はつた、南蠻祕法の銀流し、彼處にもある、此處にもあると言ふ物ではない。
— 呪ひの銀簪 『錢形平次捕物控』 青空文庫
目白坂の降口に、紺暖簾を深々と掛け連ねて、近頃出來乍ら、當時江戸中に響いた『唐花屋』といふ化粧品屋、何の氣もなく表へ出した金看板を讀むと、一枚は『――おん藥園へちまの水――』次のは『――南蠻祕法、おん白粉――』そして更にもう一枚には、『――峠流祕藥色々――』とあります。
— 金色の處女 『錢形平次捕物控』 青空文庫
江戸へは諸國の荷が集まるから却つてわからない道理だ、――現にお前の夫の吉三郎を殺したのも、その拔荷で入つた南蠻祕法の毒藥だ」 平次の舌は焔のやうに燃えます。
— 鉄砲汁 『錢形平次捕物控』 青空文庫
どうだ女、南蠻祕法大毒藥は、七味|唐辛子の代りにやならないぜ。
— 三つの死 『錢形平次捕物控』 青空文庫