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適任者

てきにんしゃ
名詞
1
標準
suitable person
文例 · 用例
この難儀な迷惑な証人の役目を負わせるための適任者は、別に物色するまでもなく例の夕刊嬢において見出されるのである。
寺田寅彦 初冬の日記から 青空文庫
あの人は勉強すると今に大學の教師として僕抔よりも遙かに適任者にない。
夏目漱石 鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年 青空文庫
これらの町を語るに当つて、私は決して適任者ではなかつたといふ事を、いま、はつきり自覚した。
太宰治 津軽 青空文庫
それらの顔をひとつひとつ見て行ったが、どれもこれも適任者と思えるものがなかった。
織田作之助 青春の逆説 青空文庫
若しかするとこの村中であの凧のツリを掛け得る人物は乙鳥音吉独りだつたのか、それとも他の連中は悉くわたし同様に不器用の上に気忙しい不適任者で、徒らに空を眺めて嘆を久しうしてゐるのか、左ういふ連中と一夜囲炉裡を囲んで座談会を催し度いものだ――とわたしは呟いた。
牧野信一 山峡の凧 青空文庫
おかくは、何んな場合にも逆ひといふものを知らぬ驚くべき気永な性質で、蓋し子供の守役には稀大の適任者だつたのでせう。
牧野信一 月あかり 青空文庫
それで、君が一番適任者だと思ったから、相談に来たのだが、一体何うしたものだろう。
菊池寛 神の如く弱し 青空文庫
ダンチェンコは深く二葉亭に服して頻りに露都への来遊を希望し、かつ池辺三山及び村山龍平に向て露都通信員の派遣を勧告し、その最適任者としての二葉亭の才能人物を盛んに推奨したので、朝日社長村山も終に動かされてその提案に同意した。
内田魯庵 二葉亭四迷の一生 青空文庫
作例 · 標準
プロジェクトのリーダーを選ぶにあたって、経験豊富な佐藤さんが唯一の適任者だと思われた。
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これほど複雑な問題を解決できる適任者は、専門家の彼をおいて他にはいない。
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適任者が不在のまま見切り発車した結果、チームの統制はすぐに崩れてしまった。
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