二色
にしょく
形容詞-語幹
標準
two-color
文例 · 用例
まず、西鶴のいわゆる「十二色のたたみ帯」、だんだら染、友禅染など元禄時代に起ったものに見られるようなあまり雑多な色取をもつことは「いき」ではない。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
形状と色彩との関係は、色調を異にした二色または三色の対比作用によって形状上の二元性を色彩上にも言表わすか、または一色の濃淡の差あるいは一定の飽和度における一色が形状上の二元的対立に特殊な情調を与える役を演ずるかである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
さすれば二色の写真が迅速に引続いて交互に現れるから、眼には丁度二色の写真を重ねて見るとほとんど同じ結果になり、従ってほぼ天然色に近いものが現れるのである。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
従来の三色写真に対しただ二色をもって如何なる程度まで天然色を模する事が出来るかは多少疑問であるが、とにかく相応の好結果を得たと伝えられている。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
この写真並びに幻灯に用いる赤緑二色の膜の色が最も研究を要するところであるらしい。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
不注意なわれわれ素人には花のない見知らぬ樹木はだいたい針葉樹と扁葉樹との二色ぐらいか、せいぜいで十種二十種にしか区別ができないのに、花が咲いて見るとそこに何か新しい別物が生まれたかのように感じるものらしい。
— 寺田寅彦 『あひると猿』 青空文庫
ただ問題になるのはこの昇降機というもののメンタルテストの前に人間が二色に区別されることである。
— 寺田寅彦 『蒸発皿』 青空文庫
なんのためだか知らないが僕はあっちこちを見廻してから、誰も見ていないなと思うと、手早くその箱の蓋を開けて藍と洋紅との二色を取上げるが早いかポッケットの中に押込みました。
— 有島武郎 『一房の葡萄』 青空文庫
作例 · 標準
二色の花が咲き乱れる庭は、まるで絵画のようだった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この壁紙は、シンプルながらも二色のコントラストがおしゃれだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
パッケージデザインは、二色の配色で清潔感を表現している。
幻辭AI · gemini-2.5-flash