居住まい
いずまい
名詞
標準
(one's) seating posture
文例 · 用例
婦人はあわただしく蹶ね起きて、急に居住まいを繕いながら、「はい」と答うる歯の音も合わず、そのまま土に頭を埋めぬ。
— 泉鏡花 『夜行巡査』 青空文庫
ようやくのことで唾を呑みこんで、居住まいをなおしながら下を向いた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
ややしばらく思案しているらしかった小母さんは、きゅうに居住まいをなおして園の方にまともに顔を向けた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
同級生の急死の報を得て、その夜にまとめられた追悼文の凛とした厳しさには、居住まいを正させる力を感じました。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
そして雲が空を動くたびごとに、山は居住まいを直したかのように姿を変える。
— 有島武郎 『生まれいずる悩み』 青空文庫
4 すうと門をはいって、すうと木立ちをくぐり、あごをなでなでご後室の隠居住まいにはいっていった名人の姿を知って、待ちかねたように出てきたのはそのご後室です。
— 因縁の女夫雛 『右門捕物帖』 青空文庫
座にい並んだ十数人の武士ども、そこでちょっとばかり居住まいを直し、固唾を呑むような格好をした。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
ちゃんと机の前に据わっているのだから、誰に障子を開けられても好いのであるが、思っていた事を気が咎めて、慌てて居住まいを直さなくてはならないように感じた。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
作例 · 標準
話が核心に触れると、彼は居住まいを正してこちらを真っ直ぐに見据えた。
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「居住まいを正しなさい」と師匠に一喝され、道場に一気に緊張が走った。
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老紳士の凛とした居住まいには、積み重ねてきた品位と風格が滲み出ている。
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茶室に足を踏み入れると、亭主の静かな居住まいに圧倒され、自然と背筋が伸びた。
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