ヤヌス
ヤヌス異読 ヤーヌス
名詞
標準
Janus (god)
文例 · 用例
「ラテラノ」の寺、丈長き尖柱、「コリゼエオ」の大廈の址、トラヤヌスの廣こうぢ、いづれか我舊夢を喚び返す媒ならざる。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
アリヤヌスの『印度記』に、ヘラクレス老いて一女あったが相当な婿なし、王統の絶ゆるを虞れ自らその娘を妻ったとある。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
」「そんな、馬鹿なことが……」「お前は妾のためにならば、コルソ通りの塔に昇つてサンパウロの像にでもなる、ハドリヤヌス橋の欄干に立つてヘーラクライタスにもならう、ソフオクレスの像になつてボルゲーゼの森に現れても関はない。
— 牧野信一 『山彦の街』 青空文庫
加けに嘗て聞いたこともない銅像が、何とまあこの市には至る処に散在してゐることだらう、ハドリヤヌス橋にヘーラクライタスやエンペトクレーイスの立像があつたり、ボルゲーゼの森にソフオクレスやユーリピデスの銅像があるなんて、夢ではなからうか?
— 牧野信一 『山彦の街』 青空文庫
」と云つたのは、今年一杯務めると恩給が貰へるといふので皆なから羨まれてゐる、ハドリヤヌス橋畔で、マセドニアのフイリツプに対する攻撃の大弁舌を揮つてゐる「デモスゼネス」だつた。
— 牧野信一 『山彦の街』 青空文庫
実にそれからが、往昔|羅馬皇帝トラヤヌスの時代に、執政官プリニウスが二人の女執事を使って、カリストゥス地下聖廊を探らせた際の、光景を髣髴とするものであった。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
王宮の窓より王の群集にまじりて躍り狂ふ姿を見、これを侮り且つ悲しめること聖書にいづ(サムエル後、六・一六及び二〇)七三―九六第三の例は皇帝トラヤヌスの物語なり、この物語はディオン・カッシウスの話説よりいでて中古廣く世に行はれきといふ【グレゴーリオ】傳説に曰。
— LA DIVINA COMMEDIA 『神曲』 青空文庫
皇帝トラヤヌス(五六―一一七年)の死後法王グレゴリウス一世その魂の救はれんことを神に祈りたれば皇帝この祈りのために地獄の苦しみを脱して天堂に入るをえたりと。
— LA DIVINA COMMEDIA 『神曲』 青空文庫
作例 · 標準
ローマ神話のヤヌスは、始まりと終わりを司る双面神だ。
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ヤヌスのように二つの顔を持つと言われる政治家もいる。
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彼の提案は、ヤヌスの顔のように二つの側面を持っていた。
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