噂に違わず
うわさにたがわず
表現副詞
標準
living up to (one's, its) reputation
文例 · 用例
噂に違わず素晴らしいその鉄砲乳が無性に気に入ったんだ。
— 江戸名人伝 『歌麿懺悔』 青空文庫
「天晴れ世間の噂に違わず、三匹の狐が三様の化け方、なかなか巧みにやりましたな。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
「噂に違わず御嶽冠者は、珍らしい立派な武士ではあるよ」 ――で、同盟することにした。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
「ふうん、さては世間の噂に違わず………」「こうなりましたら隠さず申し上げますが、あれだけの顔だちのお方は、ちょっと外に見当らない、と申しても宜しゅうございましょうな。
— 谷崎潤一郎 『少将滋幹の母』 青空文庫
……だが、噂に違わず、忠利公は、名君と見た。
— 二天の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
衣笠氏の映画を今まで一度も見たことがなかったが、今度初めて見てこの監督がうわさにたがわずけた違いにすぐれた頭と技倆の持ち主だということがわかったような気がする。
— 寺田寅彦 『映画雑感(3)』 青空文庫
見ると、なるほどうわさにたがわず、あるじは右腕をすっぽりと切ってとられて、あけに染まりながらそこにうめきつづけていたものでしたから、右門は黙って近よると、まずその切り口をとっくりと改めました。
— 血染めの手形 『右門捕物帖』 青空文庫
無用人がたまに出てまいればこんなものか、はははは」 老公は一笑してから、「その使いで、ここへ見えた帰りであったか、白石の後家の娘を、ついそこの辻で見かけたが、なるほど、うわさにたがわず端麗じゃな。
— 吉川英治 『梅里先生行状記』 青空文庫
作例 · 標準
例句