隠れ蟹
かくれがに異読 カクレガニ
名詞
標準
pea crab (any crab of the family Pinnotheridae)
文例 · 用例
女衒の六がなかまの復讐を怖れたとき、広い世間にではなく、この島をかくれがに選んだように、かれらにとってもまた、ここが安全なかくれがなのであろう。
— 山本周五郎 『さぶ』 青空文庫
」 小林君は、はげしくゆれるトラックの上でそんなことを考えながら、賊のかくれがにつくのを、今やおそしと待ちかまえていました。
— 江戸川乱歩 『大金塊』 青空文庫
それを、きみが発見して、秘密のかくれがにつかっていたのです。
— 江戸川乱歩 『塔上の奇術師』 青空文庫
小林君はそれからしばらくして、少年探偵団員を引きつれ、賊のかくれがにやってきたのでした。
— 江戸川乱歩 『少年探偵団』 青空文庫
あいつは今ごろは、どこか別のかくれがに身をひそめ、まったくちがった人間に化けて、ぼくらをあざわらっていることでしょう。
— 江戸川乱歩 『妖怪博士』 青空文庫
あいつはいつまでもかくれがにじっとしているはずはありません。
— 江戸川乱歩 『妖怪博士』 青空文庫
そして、そこが魔人のかくれがになっているんじゃないかしら。
— 江戸川乱歩 『青銅の魔人』 青空文庫
このトンネルが、二十面相のかくれがに、つづいているのにちがいありません。
— 江戸川乱歩 『電人M』 青空文庫
作例 · 標準
アサリの酒蒸しを作ってたら、中から小さな隠れ蟹がコンニチハしてきて得した気分になった。
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あ、お味噌汁の中に隠れ蟹がいる!これ食べても大丈夫なやつだよね?
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「見て見て、隠れ蟹見つけた!」と子供が潮干狩りのバケツを覗き込んで大はしゃぎしている。
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隠れ蟹は二枚貝の身を傷つけずに共生してるって聞いて、なんだか健気な生き物だと思ったよ。
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