堅人
かたじん
名詞
標準
square
文例 · 用例
そうして災害当時まだ物心のつくか付かぬであった人達が、その今から三十七年後の地方の中堅人士となっているのである。
— 寺田寅彦 『津浪と人間』 青空文庫
映画などは不良少年少女の見るものであるといったような時代放れのした気持が、いわゆる教育家や、特に真面目な中堅人士の間にいくらかでも残っている間は教育映画の時代は廻って来ないであろう。
— 寺田寅彦 『教育映画について』 青空文庫
それに長屋中、皆な私を可愛がってくれまして、おとなしい方だよい方だ、珍しい堅人だと褒めてくれるのでございます。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
やむなく我は堅人を装わんとす。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
農村中堅人物の養成と拓士訓練の為に設立せられたもののやうであるが、この本州の北端の原野に、もつたいないくらゐの堂々たる設備である。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
あなたのような堅人がどうして麗姫のことを御気に掛けられますかと問わざるを得なかった。
— 岡本かの子 『荘子』 青空文庫
さて、この青年ぐらい、おとなしい、堅人はめったにありません。
— LYKKENS KALOSKER 『幸福のうわおいぐつ』 青空文庫
支那に於いて、君子というのは、日本に於ける酒も煙草もやらぬ堅人などを指さしていうのと違って、六芸に通じた天才を意味しているらしい。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
作例 · 標準
彼は堅人だから、融通が利かないところがある。
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あの堅人が、まさかそんな冗談を言うとは驚いた。
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堅人と言われることも多いが、彼の仕事ぶりは信頼できる。
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