痊
痊
名詞
標準
文例 · 用例
サンタの熱は未だ痊えず、されど明日の興行には必ず往かんと誓へり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
御身の病はまだ痊えずと覺し。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
蘭軒は八九月の交に病んで、次で病の痊ゆるに及んで、どこか田舎へ養生に往つてゐたかと思はれる。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
歳首に作つた五絶数首の中に、「春風病将痊、今年七十一、皇天又何心、馬齢開八秩」と云ふのもあつた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
蘭軒の詩引には「至冬大痊」と云つてある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
」第一は蘭軒の「至冬大痊」の文と符する。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
文政七年の元日は、棕軒正精が老中の劇職を辞して、前年春杪以来の病が痊えたので、丸山の阿部邸には一種|便安舒暢の気象が満ちてゐたかとおもはれる。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
註云、客歳春夏之際、吾公嬰疾辞職、而至冬大痊、幕府下特恩之命、賜邸於小川街、而邸未竣重修之功、公来居丸山荘、荘園鉅大深邃、渓山之趣、為不乏矣、公日行渉為娯、故結末及之。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫